移植手術までの流れと心構え

移植手術までの流れ

移植希望から手術までの流れ

生体腎移植希望の方

1

移植相談外来の予約、受診

移植コーディネーターの池田までお電話またはメールにてご連絡ください。
来院日時の予約を行います。

TEL:
042-665-5611(代表)
Email:
kts@tokyo-med.ac.jp

相談外来にはドナー候補の方と一緒にお越しください。ドナー候補の方が遠方にお住まいの場合はご相談ください。
現在かかられている透析施設や腎臓内科の主治医からの紹介状持参が望ましいですが、必ず必要なものではありません。

2

レシピエント・ドナー検査

レシピエント検査
  • 採血・採尿検査

  • 生理機能検査

    (心電図、呼吸機能検査)

  • 感染症検査

    (肝炎、サイトメガロウイルス、EBウイルスなど)

  • 画像検査

    (X線、CT、膀胱造影、上部消化管内視鏡など)

  • 免疫学的け検査

    (血液型、HLA、ダイレクトクロスマッチなど)

  • 管理栄養士による栄養指導

ドナー検査
  • 採血・採尿検査

  • 生理機能検査

    (心電図、呼吸機能検査)

  • 感染症検査

    (肝炎、サイトメガロウイルス、EBウイルスなど)

  • 画像検査

    (X線、CT、腹部超音波、上部消化管内視鏡など)

  • 免疫学的け検査

    (血液型、HLA、ダイレクトクロスマッチなど)

  • 管理栄養士による栄養指導

  • 精神科医との面談

検査期間は特に問題ない場合は、概ね1~2ヶ月です。
ドナー検査に一部2~3日程度の入院検査が必要な場合があります。

献腎移植希望の方

1

現在の主治医(腎臓内科医や透析医)に紹介状(診療情報提供書)の作成を依頼してください。

2

移植相談外来の予約、受診

移植コーディネーターの池田までお電話またはメールにてご連絡ください。
来院日時の予約を行います。

TEL:
042-665-5611(代表)
Email:
kts@tokyo-med.ac.jp
3

受診、登録手続き

  • 採血検査を行います。
  • 移植相談外来にて、「腎臓移植希望者登録用紙」を作成いたします。
  • HLA検査(組織適合性検査)にてご自身のHLA(白血球)の型を調べます。
  • コンビニエンスストアで初回登録料3万円を日本臓器移植ネットワークに振り込みます。
4

日本臓器移植ネットワークに登録

献腎移植待機中

適切な透析治療と自己管理の継続、年1回登録の更新が必要です。

【登録更新の条件】

  • 更新料5,000円の振り込み
  • 更新用紙の記入・提出
  • 移植施設への受診

2年連続で不備があると、自動的に登録抹消されるので注意が必要です。

5

移植施設での診察と評価(年1回)

手術ができる状態か確認します。

  • 採血検査
  • 生理機能検査(心電図、呼吸機能検査)
  • 感染症検査(肝炎、サイトメガロウイルス、EBウイルスなど)
  • 画像検査(X線、CT、膀胱造影、上部消化管内視鏡など)

移植への心構え

腎移植手術に臨むにあたり、手術を安全に行い、良好な結果が得られるようにするためには十分な心身の準備が大切です。

生体腎移植

レシピエント、ドナーともに術前の検査で全身状態をしっかりと確認してもらい、ご自身でも体調管理を徹底するようにしましょう。特にレシピエントの方は腎臓の提供を申し出てくれたドナーの気持ちに応えるためにも、移植を受ける目的(仕事を頑張る、旅行がしたいなど)を再確認することも大切です。

献腎移植

登録後、待機中に移植手術の連絡は突然やってきます。体調管理をしっかりと行い、年に1回は自分の意思を再確認することも大切です。また、連絡先として登録している電話番号はいつでも出られるようにしておき、いつ入院、手術となっても大丈夫なように、普段から職場や家族の理解を得ておくようにしましょう。

日本臓器移植ネットワークへの年1回の登録更新を忘れずに行いましょう。
※平成28年4月1日以降、腎臓の移植希望登録者の方が登録の更新手続きをする場合、腎臓移植を希望する施設(腎臓移植希望施設)で年1回以上の診察と評価を受けることが必須条件となっています。


MediPress腎移植
MediPress腎移植 移植基本情報へリンクします