悪玉コレステロールとして知られているLDLを、血液透析のように血液を体外に循環させて、LDLを選択的に吸着するカラムで取り除く治療方法です。
太い静脈に針を刺して血液を体外に出して血漿を分離します。その血漿をデキストラン硫酸が固定されたセルロースゲルに循環させてLDLを吸着させます。浄化した血液を静脈から体に戻します。
実施回数は疾患により異なります。
家族性高コレステロール血症では1週間以上の間隔をあけて、複数回実施します。
閉塞性動脈硬化症では3ヶ月に10回まで実施できます。
巣状糸球体硬化症では3ヶ月に12回まで実施できます。
薬物療法に反応しない以下の病気に対して行います。
降圧薬のACE阻害薬を飲んでいると、血圧が著しく低下することがあるので、療法を受ける際は休薬が必要になります。